正しいジェルオフのやり方を伝授!
爪が傷まないってどんな方法?

ネイルサロンやセルフネイルでも人気の高いジェルネイですが、ジェルオフのやり方は意外と知られていないものです。
時間が経ってリフト(根元からジェルネイルが浮くこと)してしまい、無理やり剥がす方も多いです。

また、リフトした状態で放置してしまうと、隙間に水が入って菌が繁殖してしまうこともあります。
だからといって、「忙しいからサロンにも行けない!」という方でも、自宅でジェルオフをすることができれば問題ありません。
ここではジェルオフをセルフでもできる正しい方法をご紹介しましょう。

ジェルオフがジェルネイルで一番ダメージを与えている

ジェルネイルをすると爪が傷んでしまうと思われることが多いです。
ジェルネイルはたしかに爪にヤスリを加えるので薄くなってしまいますが、工程の中で一番ダメージを与えるのはジェルオフでもあります。

特に自分で無理やり剥がしてしまうと、爪の表面を一緒にめくっている状態なので爪にダメージが大きいのです。
ジェルオフをする時の重要な点は、「自分で剥がさないこと」でもあります。
これは頭の隅においておきましょう。

また、ジェルオフに使用するアセトンは溶かして落とすタイプで脱脂性があり使用後は乾燥します。
頻度が多いとそれだけ爪や肌に負担を掛けることになります。
ジェルネイルをしてオフするという作業は、最低月に1-2回程度にするのが望ましいでしょう。
ジェルオフをしっかり上手にできれば、自爪を最小限の傷みで抑えることができます。

正しいジェルオフのやり方

ここでは、そんな傷んだ爪にしないために正しいジェルオフのやり方をご紹介していきましょう。
やり方さえ覚えていれば、100円ショップなど身近なお店でも揃うものが多いのでとても簡単です。

ジェルオフに使う道具

ジェルオフに使用する道具です。
中でも「アセトン」は火気厳禁、揮発性が高いものなので取り扱いは注意しましょう。
それ以外のジェルオフ道具は、比較的使いやすくやり方を覚えれば簡単にできるものです。

  • ・アセトン(ドラッグストアなどでもネイルコーナーでジェルリムーバーとして販売されています)
  • ・コットン
  • ・アルミホイル
  • ・ピンセット
  • ・ファイル(ジェルネイルを削るときに使用するものです)
  • ・ウッドスティック(100円ショップやネイルコーナーなどに数本まとめて販売されています)
  • ・メタルプッシャー(あればOK)
  • ・スポンジファイル(ジェルオフした後に自爪を整えるものです、100円ショップでも販売されていてバッファーともいいます)
  • ・ネイルケアクリームやキューティクルオイルなど保湿できるもの

ジェルオフの手順

  1. ①ジェルネイルの表面にファイルで傷を入れる

    ジェルネイルにアセトンが染み込みやすいように、ファイルでツヤを無くすようにトップジェルとカラージェルを軽く削っていきます。
    実際に使うファイルは、目の粗さを表すグリッド数が100Gくらいのものがおすすめです。

    削り過ぎは注意をしましょう。
    自爪を削ってしまうとアセトンが染みてしまったり、爪自体が薄くなる原因になってしまいます。
    ネイルアートに使っているパーツ(ラインストーンや埋込系パーツ、3Dアートなど)は、ファイルで取るのではなく、トップジェルから顔を出すくらい削るイメージでOKです。

  2. ②アセトンを含ませたコットンをアルミで巻く

    アルミホイルとコットンは爪より少し大きめのサイズにカットしておきます。
    アルミホイルの上にコットンを置いて、コットンにアセトンをたっぷり染み込ませます。
    (アセトンは揮発性が高いので、量が少ないとすぐに乾いてしまうので、コットンにたっぷりと含ませアルミホイルで揮発を防ぎます)
    爪の上にアセトンを含ませたコットンを置きます。
    肌が弱い方は特にアセトンは脱脂性の強い溶剤になりますので、ピンセットを使うと手荒れも防ぎながらジェルオフすることができます。
    その上からさらにアルミホイルを巻いていきます。
    この時に、アセトンがアルミホイルから流れてしまわないように、また揮発しないようにしっかり隙間がないように巻きましょう。
    (アルミホイルの隙間からコットンが見えている状態はしっかり巻けていません)
    アセトンの染み込みが悪いとジェルオフもうまくいかないので注意しましょう。

    巻き終わったら、10分程度そのままで放置します。

  3. ③アセトンで浮いたジェルをオフしていく

    アルミホイルを剥がすと、ジェルネイルがふやけて浮いている状態になっています。
    浮いた部分のみをウッドスティックかメタルプッシャーで取り除きます。
    あくまで浮いた部分のジェルをオフするようにしましょう。
    メタルプッシャーは金属なので力が入ると、下のふやけていないジェルや自爪も削ってしまうことがあります。
    慣れていない場合は、ウッドスティックでのジェルオフがおすすめです。
    注意点として、1本ずつオフしていくことを考えましょう。
    すべての指のアルミホイルを開けてしまうと、揮発性が高いのでまたジェルが固くなってしまうことがあります。
    また、ジェルネイルがオフしきれなかった場合は、アセトンの染み込んだコットンをアルミホイルで巻くという作業を繰り返すようにします。
    決して無理やりジェルオフをしようとしないようにしてください。

    ※ジェルオフの便利グッズ

    100円ショップなどでも購入できるネイルブロックです。
    揮発性が高いアセトンをアルミのみで固定するのが難しいときにとても便利です。
    写真のようにしっかり固定しておくと、手の自由も利くのとアルミがズレたり、アセトンが漏れることも防止できます。
    おすすめアイテムです!

  4. ④自爪の表面を整え、キューティクル部分の保湿を行う。

    ジェルオフができたら、爪の表面の凹凸を整えていきます。
    爪磨きで使うバッファーや100円ショップでも売っている爪磨きでも構いません。
    爪の表面を平らにしていくようにします。

    すべての爪のお手入れができたら、爪の生え際にキューティクルオイル(ネイルクリームやハンドクリームでも可)を塗り込んでいきます。
    アセトンでジェルオフをすると皮膚や爪の表面は乾燥しがちになるので、しっかり保湿をするようにしましょう。
    これでジェルオフ完了です。

ジェルオフの正しいやり方のポイント

ジェルオフのために大切なことをいくつかまとめてみました。
特に注意する点を挙げておきましょう。

・アセトンの放置時間は10~15分
・アルミホイルはしっかり巻く(揮発性が高いため)
・メタルプッシャーで自爪を傷付けない
・ふやけたジェルは素早くオフする(放置しすぎると固くなってしまうため)

ジェルオフの注意点

ジェルオフをしていく上で、いくつかの注意点をご紹介していきましょう。

ジェルオフの際はマスクをする

ジェルオフする際はジェルネイルを削ったダストを吸い込まないようにマスクをしましょう。
揮発性が高い液体を使うので、皮膚の弱い方は顔が赤くなることもあります。

換気を必ずおこなう

アセトンは火気厳禁の溶液になります。
ジェルオフをしている時にタバコを吸ったり、ドライヤーを使ったりしないようにしましょう。
また、揮発性が高いので換気を必ず行ってください。

オフ後のケアは忘れずに!

ジェルオフ後、爪の表面だけではなく、キューティクル部分まで乾燥しやすくなります。
オフに使用したアセトンはしっかり拭き取るか洗い流すようにしましょう。 仕上げにキューティクルオイルやハンドクリームでもいいので保湿を行いましょう。

正しいジェルオフをすることで爪を傷めないようにしよう

正しいジェルオフのやり方をご紹介してきましたがいかがでしたか?
オフしてもらうために、ネイルサロンまで行くのは億劫だと思う方も、自分でやってみようと思っていただければ幸いです!
簡単な作業なので、是非セルフネイルだけではなく、ジェルオフも挑戦してみてくださいね。